M1> 未来の恋人たち(2011 Enoshima Session) / カーネーション
カーネーションが2011年の11月にリリースしたアルバム「UTOPIA」から。
2012年にリリースされた「SWEET ROMANCE」に先駆けて先行リリースされたミニアルバムです。
「UTOPIA」はカーネーション得意のポップ職人技が煌くGoovyなキラーチューンが並ぶ中、東日本大震災後のライブで直枝氏がその場で作曲し、即興で演奏されたインストゥルメンタル「女川」や長谷川きよし氏の「もうあきてしまった」のカヴァーなどが収録。
その中でもこの『未来の恋人たち』の(2011Enoshima Session)は耳を掴んで離さなかった。
あの3.11から色んなカタチで色んなアーティストが音楽に反映したものが多く目に付く中、ちょっと違った視点で事実を捉え、ジックリと音楽に思いをこめた曲は、心の傷を癒しながらこれからの未来を明るく照らすように煌いていたんです♪
スタジオ録音と2曲のライヴ音源を混ぜた構成・・・。
アナタにはどの曲が心の中を照らすのか?
ドラマチックな曲の世界、ドラマチックなメロディに込められた思い。
言葉の背後に隠された音との対比。
切なくもユニークでもあり、メロディの美しさが胸に来ます。
「忘れてはならない・・・」
改めて気づかされた1曲です♪
M2> MY LOVE / KEISSY(ケイシー)
赤道直下のアマゾン河口の都市、ベルン生まれの日本とブラジルのハーフ「KEISSY」
父Teddy Max(2008年54才で他界)はパラ州の州歌になるほどのヒットを持った北東部のスター、兄Klebber Maxもアメリカンポップスのカバーアルバム10数枚を連発するパラ州を中心に活躍中のシンガー。母方の祖父は1930年代にトメアスに入植した開拓者の先駆者的存在。
そんなKeissyの作るオリジナルにはそのDNAが色濃く出ている。
最大の魅力はその声♪
大きな魅力のひとつであるヴォイス・インプロヴィゼーションにはインディオの祈りや日本の声明にインスパイアされたフレーズまでが入り交じり、クライマックスで彼女はシャーマンと化す。
歌を歌うためにこの地に降り立った彼女。
アルバム「Anjo」(アンジュ)はポルトガル語で天使を意味しています。
まさにAnjoな彼女の歌声はこの時代の宝物みたいです♪
ソフトリーでいて芯がある。
ただのボサノヴァではない別物のサウンド。
その根底には環境というバックグラウンドで培ってきた揺ぎ無い思いのようなものがあるに違いない。
早速、次回作も楽しみです♪
早くAnjoよ舞い降りて~♪