M1> アイ・ウィッシュ・アイ・ニュー / カーリン・アリソン
『カーリン・アリソン』
カンサス州出身の女性ジャズ・シンガー。
もともと「女性ロックバンド」を経てジャズ・ボーカリストとしてデビュー。
結構そういう経歴のアーティストさんは多い気がしますが、
この人ほど成功している人はあまり知りません。
さぁ、このアルバムをご紹介しましょう♪
驚くのは、『ジョン・コルトレーン』の愛奏曲を「ヴォーカル」で
表現したトリビュート・アルバム。
2001年にリリースされた『バラード~コルトレーンに捧ぐ』
そうです「バラード」をカバーしている。
大胆すぎるんですが、これがまた素晴らしい作品に仕上がっております。
コルトレーンのシルエットに寄り添うように丁寧に歌います。
リズムのセンスもバランスも安定。この人凄いんです。
M2> (Getting Some) Fun Out Of Life / マデリン・ペルー
『マデリン・ペルー』
彼女の声が好きだなぁ。
『ビリー・ホリディ』の再来とも言われる魅力的な歌声は、
ノスタルジーな空気を見事に連れてきてくれます。
1996年のデビュー作『Dreamland』
少しクールダウンするにはたまらなく合う。
「ノスタルジック・ジャズ」指向でもありながら、
カントリー、フォーク、シャンソンに近い要素をアレンジ。
そしてこの堂々とした存在感。
これがデビューアルバムということを再確認しないと。
スモーキーでアンニュイで、スローな世界。
ノスタルジーで時代を勘違いしそうな構成。