M1> Song For My Father / ホレス・シルヴァー
「ホレス・シルヴァー」は、ファンキー・ジャズを代表する名ピアニストとして人気が高いアーティスト♪
特徴的なファンキーなプレイスタイルで知られ、ハード・バップの発展に寄与する存在。
そんな彼が85歳で人生を閉じたのは昨年2014年のこと・・・。
彼のルーツはゴスペルやアフリカ音楽、ラテンミュージックと幅広い。
その音楽の幅がプレイスタイルにも大いに影響したといわれています。
同時に彼はジャズ史上屈指の名コンポーザーでもあり、すばらしい曲をたくさん残している。
その代表曲の中でも「Song For My Father」は外せない。
黒人ミュージシャンではないグルーヴと言うのか、多国籍のジャズのエッセンスが純粋に楽しめる1枚に仕上がっている。
コテコテでないのが聞きやすさにも繋がっているのか?
ファンキージャズでありながらラフさも感じる。ソウルフルであり世界が広い感じ。
まさに名盤のひとつでしょうね♪
耳に残るこのメロディに強調しすぎないバップの効いたピアノが好印象♪
フォーンの主旋律を大事にベースラインにしっかりと存在感をあらわすピアノ。
ラテンのフレーズが色濃くなり、哀愁さえ感じる。
あぁ、当分耳からこのメロディとピアノの音色が離れない・・・♪
M2> テリン・ザ・ダイス・ハウ・トゥ・ロール / パトリック・トゥッツオリ
日本では1997年に公開された映画「トゥリーズ・ラウンジ」のサウンドトラックから。
個性派俳優スティーヴ・ブシェミ監督・脚本・主演によるラブ・ストーリー。
ストーリーは、さえない30男と17歳の少女との恋の行方を描いた作品。
仕事もクビになり、行きつけのバーで飲んだくれるうだつの上がらない中年男トミー。彼は急死した叔父の仕事を受け継ぎ、アイスクリーム屋の移動販売をはじめる。そんなある日、偶然昔の恋人の姪デビーが乗り込んできた。やがてアイスクリーム屋を手伝い始めた彼女は、トミーに好意を寄せるが・・・。
やはりスティーヴ・ブシェミの作品ということで作品も個性的でしたが、どこかピュアでコミカルで、ポップな作品。
学生時代に見た作品なので仲間でワイワイと楽しんだ思い出の映画。
その映画のサウンドトラックはこちらも印象的。
ジ・インクスポッツ、ミルス・ブラザーズなどのかなり古いアーティストの楽曲から、新しいアーティストまで幅広いアーティストの楽曲が映画に華を添えていました。
その中からポップでジャジーなパトリック・トゥッツオリが歌うこんな1曲♪
映画の中でどんな風に使用されているのか、あなたもご覧になって見ます?
また見直したい1本が出てきちゃった・・・w