Hi!心呼吸 1月12日(火)

M1>  Smile  /   ザ・ソニー・クリス・オーケストラ

 

「ソニー・クリス」こと「ウィリアム・クリス」はアメリカ出身のジャズ・サクソフォン奏者。

ソニー・クリスが1967年に録音したアルバム。

「Portrait of Sonny Criss」に収録されたこの秀逸作♪

 

ウォルター・デイヴィスJr.を中心としたリズム・セクションを得て爽快な演奏が感動的な作品。ソニー・クリスのやわらかくて優しいアルトの響きが素晴らしい1曲♪

 

このアルバムの3曲目に収録された「ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド」

この1曲のためだけ聴くだけでも意義があるような1枚。

ウォルター・デイヴィスのピアノも小気味良くてワクワクします。

 

そしてこの「スマイル」は無伴奏のソロから始まるしびれるアレンジ。

聴きやすいやさしい音色が新鮮に耳に届きます。

落ち着いた印象を受けます。

昔のソニーのイメージはどちらかと言うと高音が耳について強いイメージだったのですが、この優しいアレンジはまさに大人な演奏。

とくにカッコいい♪

 

スタンダードが多いので聴きやすさは本物。

演奏も本物。

この本物をゆっくりと味わないてはナイ!

 

M2>  オール・マイ・ライフ  /  カーラ・ボノフ

 

2002年にリリースされたカーラ・ボノフのベストアルバム

「オール・マイ・ライフ ベスト・オブ・カーラ・ボノフ」にも収録。

 

70年代後半以降のウェスト・コースト・シーンを語る上で欠かせない女性シンガー。

リンダ・ロンシュタットの「誰かわたしのそばに」「またひとりぼっち」「風にさらわれた恋」という大ヒットを手掛けたことで注目を集めたカーラ・ボノフ。

77年のデビュー作「カーラ・ボノフ」から95年の「ブリンドル」までの中から彼女自身が選曲した18曲を収録されています。

最後の2曲は日本盤だけのボーナス・トラック。

 

カーラ・ボノフの清楚な美しさに心ときめいてしまう男性ファンというのは結構多いでしょう。ルックスと言うよりも彼女が音楽の中で表現する女性像に。

清楚であり、可憐で内気、そんな女性像。

 

聴きながら恋をしたくなる。

さて改めてこのベスト盤で彼女のヒットソングを耳にした私。

曲の後ろに広がる風景や、優しい歌声に勝手に想像する女性像。

それにしても名曲の多さにビックリします。

あえてベスト盤のタイトルにもなったこの曲を。

 

少し疲れちゃった・・・、気持ちを切り替えたい・・・さて次の私を見つけよう!と言う方にはオススメ♪

 

 

Hi!心呼吸 1月11日(月・祝)

M1>  Like A Star  /  ジェーン・モンハイト

 

「ジェーン・モンハイト」は1977生まれのNYっ子。

音楽一家に育ち、数あるヴォーカルコンペに出場。

現在最も権威あるセロニアス・モンク・コンペティションでヴォーカルコンペが行われた1998年に参加し、2位を獲得しました。

そこでダイアナ・クラールを育てた敏腕女性マネージャー、メアリー・アン・トッパーの目にとまり1999年デビューを飾った彼女。

 

そんな才能と実力が兼ね備えられた彼女の2009年1月にリリースされた

「Lovers the Dreamers & Me」から。

 

2種のコンボを使い分け、曲により管弦楽も加わった豪華な編成。

この曲は「コリーヌ・ベイリー・レイ」のカヴァー。

 

スタンダードの曲ももちろん、フィオナ・アップル、ポール・サイモン、ボニー・レイットなどのカヴァーも収録。

しかし、どんな曲をカヴァーしていても彼女のこの澄んだシルキーヴォイスは洗練されていて、アダルト・コンテンポラリーの世界に誘導してくれます。

この歌声を武器に今までのアルバムはハズレなし♪

どんな曲にも自分の曲のように無理やり感がないのがまた良い♪

 

聞き流すのはもったいないですが、

生活のBGMにこんな曲が近くにあったら最高です。

 

M2> インサイド・アウト(withドン・ヘンリー) /  トリーシャ・イヤウッド

 

2001年にデビュー10周年にリリースされた、「トリーシャ・イヤウッド」

10作目「インサイド・アウト」から。

 

やはりベテランの味、実力、安心感。

個性が特別強いわけではないのにミリオンセラーを維持するわけ・・・。

このアルバムを聴いて納得する。

 

このアルバムのフィーチャー・ナンバーを観ると、ファンキー・ロック・スタイルの「Love Alone」だったりコンテンポラリーなファンキー・ソウル・スタイルの「Love Let Go」、

ソフト・ロック・スタイルの「Love Me or Leave Me Alone」など。

その中でも注目はこの曲。

ブライアン・アダムスのオリジナルで「ドン・ヘンリー」とのデュエットで歌うタイトル・ナンバー「Inside Out」♪

ベースはカントリーだが、ポップでアレンジも緻密に計算。

誰でも安心して楽しめるサウンドが好印象。

日本人でも耳障りが良い、アレンジの効いた曲が並びます。

 

そして彼女の人に安らぎをもたらす見えないモノ・・・。

その見えない魅力はあなたにも届くはず。

新年が明けて、少し普段のリズムを取り戻し、こんな歌声で安らぎを♪

 

はい心呼吸・・・♪

 

Hi!心呼吸 1月8日(金)

M1>  キャント・セイ・ラヴ  /    ディック・セント・ニクラウス

 

アメリカ、ワシントン州出身。

1963年に「ルイ・ルイ」という曲を大ヒットさせるも、69年にバンドは解散。

79年に『マジック』でデビュー。80年に日本だけで発売されたAOR系シンガー・ソングライター「ディック・セント・ニクラウス」のセカンドアルバム

「スウィート・アンド・ダンディー」から。

 

ちょうどこの時代的にはイーグルスに代表されるウエストコースト系ロックが全盛期だった頃、クリストファー・クロスとともに注目された彼の「マジック」が日本でのみ大ヒットし、その勢いでリリースされたのがこのアルバム♪

しかし、そこまでのセールスには結びつかなかったようですが、後世にも受け継がれるAORの名盤として名高い1枚。

1枚目のクールさも残しながら、軽快なバンドサウンド、キャッチーなメロディが乗った

楽曲は日本人好みの要素が詰まっています♪

 

クリストファー・クロスにも劣らない人気はやはり本物!

メロウな哀愁メロディと大阪で人気になったことで生まれた「OSAKA MOON」なんて曲もいいんです♪

 

このアルバムならではのこのムードを今に伝えてくれ優しい歌声に心和みます♪

 

まさに日本のAOR名盤!

この耳に馴染んで離れない感じ・・・どうぞ癖になってください♪

 

M2>  ユー・コール・イット・マッドネス  / ダイアナ・クラール

 

「オール・フォー・ユー~ナット・キング・コールに捧ぐ」(2015.12)から。

昨年の暮れにリリースされていました♪

この作品は発売前から話題でしたが、どうぞ彼女のこの豊潤な潤いたっぷりのメロウな美しい歌声をお楽しみください♪

 

エレキギターのイントロからスッと耳に飛び込んでくる彼女の甘い声、そこに丁寧に乗ってくるメロディ隊のピアノ、ベース。

ソフトに寄り添いながら彼女を全力でバックアップ。

チームワークの良さが分かります。途中のピアノのソロ、ギターのソロがこの曲の完成度の高さを象徴しているようです。

 

ナット・キング・コールへのトリビュート。

クラールの歌声とピアノで40年代の名曲を蘇らせてくれました♪

アルバム全体のテンション、トーンなど完璧です♪

聴いていてのゴージャス感、抜け感、そしてこの安定感はバツグンです。

 

ナット・キング・コールの名曲たちがキラキラと光を浴びて、新しく生まれ変わった新鮮なタッチで伝えてくれます。

そして間違えなく、クラールの新たな1面、新たなキッカケになったアルバムであろうことも事実。

新・クラールの世界が始まりました♪

まじで気持ちいい♪ダイアナ・クラールのスウィンギーなボーカル。オーソドックスなジャズもブルースっぽい曲もまさにクラールの世界です。

Hi!心呼吸 1月7日(木)

M1>    ハレルヤ   /    アン・サリー

 

心臓内科医でありシンガーでもある異色の女性ヴォーカリスト「アン・サリー」さん2002年に録音されたアルバム「ムーン・ダンス」(2003年リリース)

 

のっけの冒頭、小沼ようすけのアコースティック・ギターで始まるチャルル・トレネの名曲「I wish you love」から惹き付けられます。

それにニール・ヤングで有名な「Only love can break your heart」

スティーヴィー・ワンダーなど、ロック、ポップスから日本の戦後歌謡までをカヴァーした作品♪

この包容力にあふれる優しい歌声が充満している1枚。

ヴォーカリスト、アン・サリーの作品の中で最大のセールスを記録した名盤です。

 

その中でも、ひときわ聞き込んだのは「蘇州夜曲」とこの「ハレルヤ」

彼女の歌声は「癒し」なんて言葉ではくくれない、

そんな魅力に溢れています。穏やかになれる処方箋のような声。

ゆったりと流れる雄大な時間。切なくもアリ、輝き続ける時間が流れます。

 

ゆったりとした気持ちで勉強や、家事にもピッタリかも♪

イライラ運転にもオススメです!

この奇跡の声をご堪能ください。

心呼吸にピッタリですよね♪

アンさんに会いたいなぁ・・・♪

 

 

M2>   フロート   /    ウォレス・ルーニー

 

マイルスの正統継承者として知られるトランペット奏者「ウォレス・ルーニー」

そんなウォレス・ルーニーが、マイルス・デイヴィス・クインテットにも参加し

ていた著名なドラマーの「トニー・ウィリアムス」のバックアップを受けて録音した初リーダー作。

名盤♪「ヴァーセス」♪

 

このアルバムの代表曲「フロート」を。

 

エキサイティングな演奏は耳にも体にも刺激的です。

ペットの音色の美しさも聞き逃せません。

さて、よくマイルスに似ている、マイルスの影響を受けまくっていると、

「マイルス」という偉大すぎる先人の枕詞がくっついて語られる、ウォレス・ルーニーが・・・。

正直・・・そっくりですw

はじめ聞いたと時、マイルスだと思っていましたw

 

マイルスの持つ深いブレス。

詰め込むように吹き込まれる細かいフレーズ。

その起伏のある演奏に通じるものもあるんですが、その流れに逆行するような強い意思みたいなものも感じます。

表面的にはマイルスだけど、彼自身の本物も確かに存在しています!

 

聴き応えヘビー級!(俺は別口でヘビー級・・・w)

 

Hi!心呼吸 1月6日(水)

M1> We’re All Alone /  リタ・クーリッジ

 

リタ・クーリッジの初期の傑作アルバム

「Anytime…Anywhere/Love Me Again」

 

うわー!懐かしい♪という大人の皆さんも多いでしょうね!

1977年と1978年のリリースのアルバムですが、今聴いても全く色あせる事の無いサウンド。昼に聴いても夜でもマッチするベストサウンド♪

 

AORサウンドの代表格「ボズ・スキャッグス」の名曲をカバーしています。

ちなみにこの曲のカバーで一番ヒットを飛ばしたのはこのリタのバージョン♪

 

さて後期に若干のスマッシュヒットを記録しましたが、このアルバムでリタの魅力を存分に堪能できるアルバムでしょう。

感動する歌声とともに冬の寒さを乗り越えましょう♪

 

「Anytime…Anywhere」では超名曲「We’re All Alone」、Love Me Againでは「Slow Dancer」が感涙もの♪

なんとも癒しの声質。

 

少し普段の生活リズムに疲れが・・・という方には彼女の歌声はビタミン剤♪

 

 

M2> ザ・ウォーク・アラウンド・ルック・アップ・アンド・ダウン・ソング /  ホレス・シルバー

 

ハッピーなアルバム1993年にハリウッドでレコーディングされたアルバム

「It’s Got to Be Funky」から。

1974年にロサンゼルスに移り、80年代に入ってから自身のレコード会社を設立したんですが、会社経営にうんざりして、93年にコロムビアと契約を結びます。

ストレスもなくなって気持ちもウキウキ、かなりハッピーな作品に仕上がっています♪

 

アルバムの中身は、アンサンブルを前面に配し,ゴージャスなビッグバンドサウンドがガッチリとバックアップ!

そのほかにもヴォーカルを加えたスタイルは「70~80年代」のシルバーのスタイルを改めて形にしたもの♪

楽しそうに演奏する風景が想像できてしまうような気持ちの良いアルバム。

ということで、昔のアルバムと聞き比べても面白いかも知れません。

 

自分のスタイルを全くブレず踏襲しているこのアルバム。

ブレない彼のスタイル。

ある意味、この新年、ブレずに今年も進んでいく自分への誓いのような気分で♪

「イッツ・ガット・トゥ・ビー・ファンキー!!」

Hi!心呼吸 1月5日(火)

M1> Snow In Bahia (バイーアに降る雪) /  ジルベルト・ジル

 

政治家としての顔も持つブラジルのミュージシャン「ジルベルト・ジル」

1942年、ブラジルのバイーア生まれ。

学生時代の60年代の末から、友人のカエターノ・ヴェローゾらとトロピカリズモ運動を推進。70年に軍事政権の弾圧から逃れるためカエターノとロンドンへ亡命。

72年の帰国後はルーツでもあるアフリカ音楽の要素を取り入れたり、レゲエやワールドミュージックを取り入れることによって音の幅を広めていく。

 

1992年のアルバム「Parabolicamara」(パラボリック)から。

そんな彼の92年のアルバムはブラジルのモダン派ど真ん中。

アーバンでありながら、どこかクラシカル。

フワッとはずむサウンドは心地よく、初春の空にもよく似合う。

しなやかに歌われるソフトな歌声と口笛が効果的に軽快さを演出♪

聴いてて楽しく鼓舞される♪

生まれ育った故郷、バイーアに降る雪を歌った愛唱歌。

 

息子ベン・ジル、そしてモレーノ・ヴェローゾという二代目によるプロデュース。

ジルのギターを前面に打ち出し、旋律の魅力を高めることに成功した名作。

繊細なリズムも耳に心地いい♪

ちょっと早い春をイメージできちゃいますね!

春よ来い!恋♪

 

M2>  積雪  /  Alex De Grassi  (アレックス・デ・グラッシ)

ギタリストである「アレックス・デ・グラッシ」

 

この方なんと!1952年、神奈川県の横須賀市生まれ。

彼は両親が8年間日本に滞在していた時に生まれたそうだが、2歳の時にはアメリカに帰国したので「日本語で知っているのは、ごく僅か」だそう。

 

そんな日本生まれのアレックス。

もはや「癒し」の言葉では片付けられない空間が広がります。

新年の慌しい時間。普段の世界にゆっくりとシフトを入れ直してくれるような穏やかなギターサウンド。

「癒し」という言葉がもてはやされる前・・・このジャンルは「ニューエイジ」と称された時代。

この心地よさを新たな気持ちで聴くとなおさら心洗われます。

どこかクラシックやジャズのエッセンスを見事にブレンドしているようなサウンド。

曲を聞かせるためにギターテクニックがメインに置かれている。

シンプルの強さ。

シンプルの優しさ。

シンプルの温もり。

みずみずしいギターの音色は新芽に当たる太陽の光。

どうぞ心に水をあげてください。

 

潤い♪潤い♪潤い♪

 

 

Hi!心呼吸 1月4日(月)

M1>   Say it   /   ジョン・コルトレーン

 

ジャズ・ファンなら誰もが知っている名盤「バラード」

 

ジョン・コルトレーンのバラード・アルバム。

1961年~1962年録音盤。

一般的にジョン・コルトレーンというと、激しくブロウする姿をイメージする人も多いだろうが、その一方で情感豊かなバラード演奏にも真価を発揮したアーティスト。

 

逸話として、ジョン・コルトレーンはレコーディング当事、マウスピースの調子が悪くブロウしまくって疾走するような演奏が出来なくなってしまう・・・。

 

そこで仕方なくレコーディングしたバラード・アルバム。

これがとてつもない名盤となるわけだ。

ただまっすぐに自らのジャズを突き詰めるため邁進するジョン・コルトレーンのトラブルの“おかげ”で強さの抜けた優しい演奏が生まれる。

 

この包み込んでくれるような音色が込められた1枚。

バラードを演奏するときのコルトレーンは、シンプル&ストレートにメロディを歌いあげる。要するに歌手になっている・

サックスで歌っているのだ♪

ブロウするスタイルの演奏も大好きだが、こんなバラードをまっすぐな演奏で伝える潔さを味わってください♪

 

M2>  ジェイニー  /   ファイヴ・フォー・ファイティング

 

2002年のアルバム「アメリカ・タウン」から。

シンガー・ソングライター、ジョン・オンドラジックによるソロ・プロジェクト、

「ファイヴ・フォー・ファイティング」のアルバム。

 

ピアノと歌を軸にしたシンプルなサウンドとバンドサウンドのちょうど間の感じ・・・。

なんと言っても彼の曲は美しいメロディが畳み掛けてきます。

その美メロに彼のヴォーカルがまた美しい♪

本当に美しいアルバムです。

アルバム全体の完成度も高精度も素晴らしく、ときたま社会に向けられたメッセージ性の強い詩がスパイスに・・・。

 

バラードの「Jainy」

この曲はシンプルなピアノが序盤をリードし、ストリングスがアクセントにミックスされてきますが、彼の切ないファルセットボイスと見事にマッチするのです。

世の中を少し皮肉った歌詞の世界。

彼の頭脳の面白さを歌詞からも理解できるはずです♪

 

情緒的な雰囲気をまとい、音世界を旅させてくれる1枚。

どうぞ地図のない居心地のいいたびに出かけましょう♪

Hi!心呼吸 2016年1月1日(金)

M1>   冬の桜   /      吉田兄弟

 

2016年はこんな1曲から選曲してみました「Hi!心呼吸」

 

2009年リリース吉田兄弟『Another Side Of Yoshida Brothers』から。

国内外問わず様々なアーティストと共演してきた、北海道登別市出身の津軽三味線の兄弟奏者『吉田兄弟』

以前から2人のファンの僕。

年末年始は特に日本の「音」を聞きたくなるのはなぜでしょう?

津軽三味線の音色と太鼓の音。

体の中に流れる日本人のDNAが呼び覚まされる感覚。

はらはらと舞う雪の中、咲き誇る桜のコントラスト。

なぜだか懐かしくて、ホッとする風景。

この気持ちを大切にしていきたいものです。

 

2014年にはデビュー15周年を迎えた吉田兄弟。

海外でも活躍する2人は三味線を持った「侍」

日本の伝統と革新を携えて、日本を世界に発信する姿!

加速が止まらない2人を今年はこのスタジオに呼びたいなぁ♪

さて今年はどんなアーティストと時間を共に出来るんでしょう?

今年も良い音楽と一緒に過ごしたいですね♪

 

M2>  マイ・エヴァ・チェンジング・ムーズ / スタイル・カウンシル

 

僕の音楽の出会いに大きな影響を与えてくれた名盤を新年に。

今までにどれだけの若者たちに影響を与えてきたのだろう・・・。

かっこよさを追求し続けたポール・ウェラーがM.タルボットと組んで発表したスタイル・カウンシルのデビューアルバム。

ジャズで彩られたムーディーな世界はあまりにもかっこよくて。

あの時の衝撃は今でも忘れられない。

「CAFÉ BLEU」(カフェ・ブリュ)まさに名盤でしょう。

大事に聞き続けたアルバム。

このアルバムで多くの新しいジャンルを知れたような、教科書みたいな1枚。

ファンク、ボサノヴァ、ジャズ・・・。

ポール・ウェラーの好きな音楽を好きになろうと必死だったなぁ・・・。

不思議なことに改めて聴くたびに、そんな新鮮な気持ちにしてくれる。

新年に気持ちも新たに音楽に向き合うためにもこの曲を♪

 

ジャムを解散後、高みを目指し音楽的な洗練、抑圧への怒りを込めた抗議メッセージ。

それが見事に共存している。

いつまでもこの名盤を大切にしていきたい♪

さて音楽に今年も触れていきませう!!!!!!!

 

Hi!心呼吸 12月31日(木)

 

M1>  Closing Time   /   トム・ウェイツ

 

「Closing Time」

’73年、トム・ウェイツ24歳の頃のデビューアルバム

名盤「クロージング・タイム」

そのクロージングを彩る名曲を。

 

とても24歳とは思えない渋い歌声です。

朝焼けに始まり、光輝く星とともに締めくくられる『Closing Time』。

当時のメロディックなトム・ウェイツは素晴らしすぎる♪

ガナりあげ、うめくように歌い上げる彼のヴォーカル。

 

お酒に合うアーティストは?と聞かれれば、僕は「彼」を紹介するんだろうな。

学生時代も、大人になった今でもこのアルバムは大事な1枚。

悪い酒でも優しく包んでくれたし、良い酒でもニヤッとされながらトム・ウェイツは優しかった。

さて年末、仲の良い仲間との酒の会。

「彼」も一緒に飲みたいなぁ・

 

いつも近くにあるアルバム。

からだに染み渡り、静かに時間・・・。

いよいよ今年もクロージング・タイムに・・・。

 

 

M2>    何をしてますか? (弾き語り)  /   ミトカツユキ

 

今年を振り返ると色んなアーティストさんに僕はお世話になりました。

たくさんのアーティストさんに出会うことが出来ました。

2015年は僕にとっても大きな変化があった年。

この『WAIWAI Groovin’』がスタート。

春、4月の番組スタートに際して、1番に初めに力を貸してくれたアーティストはこの方でした。

「ミトカツユキ」さん。

 

番組のジングルやイベント。

ワイグルリスナーの皆さんはご存知ですよね。

そんな彼の曲を今年の最後の心呼吸の1曲に。

 

2009年のファースト・フルアルバム「THE PIANO MAN」から。

 

この美しいピアノの旋律とサワヤカな彼の歌声。

自然に目頭が熱くなる曲です。

 

真冬の窓明かりに思い出す家族のこと。

ふるさとのこと。

今の僕には帰る場所があるということ。

普通のことのありがたさ。

 

ありがたい。

感謝。

 

そんな感謝を思い出させてくれる名曲です。

 

どうぞ素敵な年末を!

どうぞ素敵な新年を!

 

また来年もどうぞ宜しくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

Hi!心呼吸 12月30日(水)

M1> ベスト・イヤーズ・オブ・マイ・ライフ  /  ドン・シコーニ

 

元クリッターズ,フォー・シーズンズの「ドン・シコーニ」

 

グループを脱退後は作曲家・アレンジャーとして活躍したアーティスト♪

 

1992年発売のセカンド・ソロ・アルバム「Lovers Prayer」から。

AORの代表格のアーティストではありませんが、この方の存在はAORの世界では大きいのです。

90年代のAORの時代に数少ない名盤のひとつ。

 

全曲が自身の曲はアーバンでありキャッチー。

この雰囲気が好きな方は間違いなくほかの曲もお好きになること間違いなし!

そこには(曲中)にはそれまでの実績や経験が出す、口では表現できない色気と安定感みたいな

ものも感じます。

 

ボビー・コールドウェルのような親しみ易いメロディは広く日本人の心にもフィットするはず。

ラジオ乗りも良くて、ラフに放送の中に流れることによって空気を変えてくれる歌声と

哀愁も感じる詩もグッと来ます。

オールディーズのテイストを感じさせるノスタルジックな雰囲気もリラックスさせてくれそうです。

美しいメロディの世界をどうぞ♪

 

M2>  アイル・ビー・ヒア  /    ホリー・コール

 

91年の「コーリング・ユー」が大ヒットを記録した『ホリー・コール』

2000年にリリースされたアルバム「私のいる時間」から。

 

ジャズ・ヴォーカル・ファンから、ポップス・ファンまで幅広くファン層を持つ彼女のポップスよりのアルバム。

1曲目のウッドベースで冒頭を飾るポール・サイモンの「ワン・トリック・ポニー」

深く続くダウナー・・・まずはこの曲で耳を奪われる。

すぐに通常のジャズアルバムではない事に気づきます♪

 

そんなアルバムの中でギターのリズムに乗って歌われるこの曲。

「アイル・ビー・ヒア」は彼女のフンワリとした表情が表現され、そのとても居心地が良い音時間に僕は夢中になってしまう。

僕はこの曲のおかげで大好きになったアルバム♪

 

ジャズのイメージも強いホリー・コールですが、彼女の歌声を十分に楽しめるアルバムであることは間違いない。

彼女のイメージを良い意味で壊してくれる。

 

この居心地のよさって年末のホンワカした時間に似ているような。

どうぞ年末にアナタに贈るホンワカソング♪