Hi!心呼吸 10月7日(水)

 

M1>   October Sky   /   ハヴィエアー

 

ソウルフルでスムース・・・。

スティーヴィー・ワンダー直系の70年代ニュー・ソウルを継承していて、自ら作曲をこなすことはもちろん、ほとんどの楽器をプレイできてしまうマルチ・ミュージシャン!

そんなところもスティーヴィーを思わせます。

 

R&Bヴォーカリスト、「ハヴィエアー」のファースト・アルバム2003年の「Javier」(ハヴィエアー)から。

70年代ソウルを現代のR&Bのエッセンスを溶け込ませ、彼のマルチな才能を思う存分披露してくれているアルバム♪

トラディショナルなスタイルにこだわるのではなく、歌声を生かす色んな可能性に貪欲に吸収していこうと姿は、ファースト・アルバムをリリースしたアーティストとは想像しにくい。

1曲目の「Crazy」は切ないメロディでスタートし、彼の魅力に触れるまでは時間がかからない。ゆったりと聞いていると、バラード、ラテン、ブラックミュージックと幅広いジャンルにとらわれない才能に触れることになる。

本当に軽やかで聴き易い。作品としては全体に心地よい流れがあり、

ラスト曲のJazzyな「October Sky」の余韻まで楽しませてくれる作品。

 

 

M2>  フライング   /   Nice Little Penguins (ナイスリトルペンギンズ)

 

デンマーク出身の正統派ギター・ポップ・バンド「ナイスリトルペンギンズ」

94年にリリースしたセカンドアルバムから。

だいぶ久しぶりに聞きますが、こんなにポップでナチュラルなメロディと日本人好みのサウンドは今聞いてもキラキラとしています。

素直なメロディはラジオライクなサワヤカソング♪

94年ごろ、当時としてはまだあまり紹介されることの少なかったデンマークや北欧のバンドの音。しかし、この「フライング」が日本でもヒットしてオランダやスウェーデンなどのバンドが注目を一気にさらったタイミングがありました。

その先駆け的な存在かも。

しかし聴いていて思うのはこの曲からも感じられる、どこか垢抜けていない田舎くささ。

(同時期にコメダというバンドもでてきたな・・・)

このバンドにも言えるのがこの田舎くささ。

『素朴な歌の持つ強さ=カッコよさ』になっていた気がします。

今聞くとシンプルだし垢抜けない。は変わらないけど、この雰囲気がいいんだな。

どこか優しくてはかない感じ。

今の時代だからこそこの温もり、大事にしたい♪

 

一緒にフライングします???

 

Hi!心呼吸 10月6日(火)

 

M1>  Hello It’s Me  /   トッド・ラングレン

 

LP時代の末期には中古盤で1万円は下らなかった超のつく名盤。

鬼才トッド・ラングレンが1972年に発表した2枚組アルバム「Something/Anything?」

 

才能を持て余したかのような若き日のトッドが次から次へと湧き上がるアイデア、メロディー、やりたい事を全て試したいという思いを詰め込みました!というアルバム!

気持ちや自分の音楽をこれでもか!と感じられます♪

まさにロッククラシックの金字塔。

 

あまりにも有名なロック・クラシックなので説明は不要でしょう。

A面からC面は全ての楽器をトッド一人で演奏。

マルチプレイヤー振りを存分に発揮!

ポップ感が存分に散りばめられ、ポップ感と自分自身のカタチが完成したこのアルバム。

 

1曲目の「I SAW THE LIGHT」はPOPSの古典ナンバーとしてカヴァーも多数。

トッドの代表的な1曲。

同じように代表曲としてよく紹介されるのが、この『Hello It’s Me』

メロディを聴くだけで勝手に「紅葉の景色の中をドライブしている自分」を思い浮かべます(笑)

 

 

M2>   Brand New Me   /   アリシア・キーズ

 

グラミー賞14冠を誇るシンガー・ソングライター/プロデューサーの「アリシア・キーズ」

が2012年に放ったアルバム『ガール・オン・ファイア』

 

このアルバムのリリースまで前作から3年が経過。オリジナルアルバムとして3年です。

この3年の間にはプライベートでボタンの掛け違いが起きて、アリシアは世界中からバッシングを浴びせられどん底に突き落とされるわけですが、そこから這い上がり自分の意思表示をしっかりと示したアルバムと言えるでしょう!

 

プロデューサーには、ベイビーフェイス、ジェフ・バスカー。

注目のギタリストのゲイリー・クラーク・Jrなどが脇を固めた意欲作!

結婚・出産を経て、様々な心境の変化を迎えたと思われるアリシアが満を持して送り出した作品のようにしか思えない。

この「Brand New Me」は、以前と変わらずこのアルバムを手に取ってくれたファンへのメッセージ。

新たな自分に生まれ変わるの!

と世界中にアピールしているように感じます。

 

母は強し!彼女の強さを感じます♪

Hi!心呼吸 10月5日(月)

 

M1>  It’s Oh So Quiet  /   ビョーク

 

アイスランド人アーティスト、ビョーク。

圧倒的なオリジナリティを誇る驚異のアーティストとして僕も魅了されました。

シュガーキューブスのアルバム4枚と見事なソロ・アルバム『Debut』を放った後に繰り出された新たなビョークの姿に驚愕。

1995年の名盤『Post』

 

アルバムでは凶暴で刺々しい印象のオープニングから、多彩な色彩を放つ楽曲の数々が押し寄せます。この前の作品に比べれば少し大人しいくらいの仕上がりではあるのですが、

その当時の僕にとってそれまではビョークの音楽は奥深すぎて理解不能・・・。

神秘的で浮遊感のある声に魅了されて声には魅力を感じてましたが、音楽の世界には入り込めていなかったんだと思うんです。

そんな時にこのアルバムを聞いたとき、ビョークがすんなり耳に入り込んでくるのが分かったんです。

ポップさと可愛らしさをまとった「It’s Oh So Quiet」♪

キュートなビョークに恋をしました。

今の成功を想像もできたキッカケの名盤「Post」

時代を牽引する実験的な音へのこんなインパクトは、最近正直、感じられていないなぁ。

 

 

 

M2> いつか王子様が  /  マンハッタン・ジャズ・クインテット

 

グラミー賞アレンジャー、鬼才「デビッド・マシューズ」が率いる5人組の『マンハッタン・ジャズ・クインテット』

ジャズの醍醐味を明快に伝えようとしてすでに約30年。

このアルバムはスタンダード中のスタンンダードをフレッシュに取り上げています♪

<いつか王子様が>、<オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート>、

<煙が目にしみる>などのスタンダードが続き、マイルスの<ソー・ホワット>。

カウント・ベイシーの<ウィンド・マシーン>そしてオリジナルのリメイク・・・と。

スタンダードをあえて取り上げ、抜群の演奏力を聴かせてくれる1枚。

 

スタンダードのメロディを聴いて、「これ知ってる!」と思う方が多いはず。

その演奏が冴え渡っているわけです。

スタンダードが輝きを再び取り戻した感じに聞こえるから面白い♪

原曲の持つ色気を立たせ、デビット・マシューズのピアノ、フロントマンの2人のソリッドな演奏が華を添えます。

斬新な切り口が心地よく、後味の良い曲ばかり。

 

秋の夜長、王子様を一緒に待つ事にしましょうか?(笑)

 

ちなみに夜には「ソー・ホワット」が似合うかも♪

Hi!心呼吸 10月2日(金)

M1>  ゴッド・マスト・ラヴ・ユー  /  Babyface (ベイビーフェイス)

 

2005年にリリースされた『Grown & Sexy』から。

さてご存知、ベイビーフェイス。

Madonna、Toni Braxton、Mariah Carey 、Whitney Houston、Boyz II Men・・・

といった超大物の作品を手掛けているプロデューサー/サウンド・クリエイターの第一人者。

しかし、そんな彼自身の作品のほうが個人的には大好きなアルバムが多いんです!

初期の「Lovers 」からいままでの作品はどれも「買って失敗したなぁ・・・」なんて一度もなかった。実力ももちろんしっかりと実証してくれました。

ソウルの色を色濃く残すスタイル。

ソウルミュージックがお好きな方にはこの恋の歌の数々をウォームに表現する彼の手法にやられてしまった方が多いのでは?

この時代に聞いてもgroovyでキラキラな美しい曲が並んでいます。

これからの季節にはピッタリだと思います。

爽やかに優しくスウィングするバラード、もの悲しいバラード、さてどのベイビーにアナタは夢中になりますか?

 

今のこのタイミングでベイビーフェイスの新作なんかが出たら世界中でブレイク思想なんでけどなぁ。

さてと、ウォームな気持ちに浸りましょう♪

 

M2>  ビニース・ザ・アンダードッグ  /

ザ・ブランフォード・マルサリス・カルテットfeat.テレンス・ブランチャード

 

『モ’・ベター・ブルース』

1990年に公開されたドラマ映画で、出演はデンゼル・ワシントン、ウェズリー・スナイプス。監督のスパイク・リーも出演していたJAZZファンは大好きな映画ではないでしょうか?架空のジャズ・トランペッター、ブリーク・ギリアム(デンゼル・ワシントン)の半生について描かれている作品。そのサントラ盤ですが、鑑賞用としても充分な内容♪

ブランフォード率いるカルテットにゲストが参加してヴォーカルの曲も収録されている重厚な1枚。

1枚お持ちになっていたほうが良いんじゃないかと思うほど素晴らしい豪華なサントラから。

ブランフォード・マルサリスは,テナー・サックスに加えてソプラノ・サックスも吹いているこの『ビニース・ザ・アンダードッグ』

じっくりと聞き込んでいくと数秒間の“うねり”がかっこいい!!!

映画の中でもソリッドな演奏を聞かせてくれますが、この演奏を生でアドリブでと考えると凄みみたいなものを感じてしまいます。

このアドリブで全世界に、映画ファンにもインパクトを与えたリアルなJAZZに感動します!いい演奏と、いいサントラは裏切らないっす!

Hi!心呼吸 10月1日(木)

M1>   魅惑されて(ビウィッチド)  /   ローラ・フィジィ

 

「今宵、お相手はベルベット・ヴォイス。」

このジャケットの帯の文字・・・。まさにピッタリなのです。

秋に聞きたいのは温かみのあるベルベット・ヴォイス。

92年冬にリリースされた「クロース・イナフ・フォー・ラヴ」から。

 

ローラ・フィジィ (1955年8月27日〜) は、オランダ、アムステルダム生まれの女性ジャズ歌手。父親はオランダ人、母親は元ベリー・ダンサーのエジプト人、父親の転勤にともなって幼い頃に南米のウルグアイに移ったという彼女。

「瞳のささやき」に次ぐローラの2枚目のアルバムがこのアルバム。

ゴージャスな印象もありますが、大人の香りが漂うシックなジャズ・ポップス、

実に心地よいアルバムです。

小気味の良い曲は少なめですが、スタンダードを悠々と歌い上げるベルベット・ヴォイス・・・。

10年以上聴き続けても飽きることはありません。

夜のドライブなどでこのアルバムを聞きながら・・・なんて最高♪

これからのシーズンは今年も彼女の声に癒されたいと思います。

 

ジックリとベルベットな時間をどうぞ!

M2>   we are in love    /  ハリー・コニック,JR.

 

1990年リリースの『We Are in Love』からのタイトルトラックを♪

敬愛するハリー・コニック,JR.

前作「恋人たちの予感」に続き、2年連続でグラミーを受賞した代表作です。

このアルバムがリリースされた90年代初頭は、映画出演(メンフィス・ベルetc・・・)

コマーシャルに出演にと日本でも大人気だったハリー・コニック,JR.

 

僕はやはりJAZZシンガーのイメージが強かったんですが、「メンフィスベル」に登場した彼を観て俳優もできるんだぁ!と衝撃でしたね。

そんな華やかな人気とは別に、このアルバムは間違いなく傑作!

 

最高に粋なビッグバンドに乗って、ハスキーで独特なボーカルが、楽しさ・格好良さを演出してくれました!

JAZZの魅力を広いリスナーに届けてくれたことは確かです!

ジャズを聴いたことの無い、ハリーの名前は知ってる、なんか古そう思っている、そんな方には是非このアルバムから聴いていただきたい!

古き良きアメリカを思い起こさせてくれながら、決して退屈な感じはないはず♪

このアルバムも長年お世話になってます♪

Hi!心呼吸 9月30日(水)

M1>  Bus To Baton Rouge  /  ルシンダ・ウィリアムズ

 

「アメリカのロック、フォーク、ブルース、カントリーのシンガー・ソングライター」と紹介される『ルシンダ・ウィリアムズ』

 

なぜなら70年代、4つのジャンルがバラバラだった時代から、融合した時代にデビューを飾ったから♪

『ルシンダ・ウィリアムズ』と自分の名前のアルバム(1988年)で一気にその名を響かせることに。

そこからカントリーミュージックの世界に新風を巻き起こす存在に♪

彼女のハスキーで特徴ある声、メロディにこめられた強いメッセージは心に響きます。

 

それにしても何と説得力のある歌声なんでしょうか?

ロングにのばされた時のかすかな声の震え・・・ギリギリのところまで聞き逃せない歌声はなかなか出会えない。

物悲しいシーズン、彼女の声は優しいぬくもりを届けてくれます。

 

アメリカの原風景を見るような不思議な感覚になるのはなぜなんだろう?

その感覚って僕がかんじるだけなんでしょうか?

 

 

 

M2>  Don’t Know Much  /  リンダ・ロンシュタット

 

1989年にリリースされた『Cry Like A Rainstorm, Howl Like The Wind』

リンダ・ロンシュタットにとって、実に7年振りのポップ・アルバムということで、当時随分と評判になった名盤♪

イメージとしてはカントリーに傾いていたリンダが、久々にフル・オーケストラやゴスペル・コーラスをバックに歌ったアルバムとして鮮烈な印象をのこしたアルバムとしても有名な1枚。

ちなみにバックを受け持ったオーケストラは「スカイウォーカー・シンフォニー・オーケストラ」オーケストラの演奏をバックに悠々と自然に歌い上げる名曲の数々・・・。

まるで彼女のそれまでの実力(功績)を讃えるような、自伝的に聞こえる。

 

そして外してならないのはネビル・ブラザーズのメンバーの一人、

アーロン・ネヴィルとのデュエットでこの曲「Don’t Know Much」をヒットさせるのですが、数々のデュエットナンバーを多く歌うターニングポイントになった曲と言うことも重要なポイント♪

しかし、いい曲だわ~♪

Hi!心呼吸 9月29日(火)

M1> It’s The Falling In Love(恋をしましょう)  /  キャロル・ベイヤー・セイガー

 

キャロル・ベイヤー・セイガーといえば、元バート・バカラックの奥様!

作詞家としての作品も多数、その曲の偉大さを知ると絶句・・・。

たとえば、ディオンヌ・ワーウィック「愛のハーモニー」とか、クリストファー・クロス「ニューヨークシティ・セレナーデ」と・・・。すごいわ~。

 

1978年発表のセカンドアルバム「TOO」より「恋をしましょう」

この曲も豪華なメンツと作っているわけです。

作曲はデビッド・フォスター!

 

この曲の素晴らしさはコーラスの美しさかもしれません。

マイケル・マクドナルドがコーラスに!参加していたり、なんせ豪華な面々がこのアルバムにこの曲に参加しているんですね。

そこに本人の歌声が乗りますとこの曲に♪

人を惹きつける歌声、細くも強力に胸を掴まれるような温もり。

 

深まる秋にしっとりと、アナタの秋の彩りになってくれると思いますよ♪

 

M2>  オープニング・アップ・トゥ・ユー /  ローラ・アラン

 

オランダ出身のローラ・アラン。

父親がオランダ人、元ベリー・ダンサーの母親はエジプト人。

早くから母国語以外のフランス語やドイツ語にも親しんだという彼女。

 

ウェスト・コースト女性シンガー・ソングライター。

彼女のデビュー・アルバム「ローラ・アラン」から。

 

ソウルフルなフォーク・サウンドは温かい。

アルバムの1曲目に収録されているこの曲。

ダルシマーを使ったイントロが印象的です。

この曲がフリーソウルのジャンルの中でも有名ですが、他の楽曲も落ち着いた曲が並びます。爽やかなアコースティックな1枚に。

お気に入りを見つけてください!

ジャズの域を越えて幅広い人気を誇る歌姫です!

 

幼い頃から世界を転々とした彼女のジャンルを超えた歌声に、曲の向こうの景色まで見せてくれているような気がします。

 

さてアナタにはどんな景色が見えますか?

Hi!心呼吸 9月28日(月)

M1>  In Your Soul  /  コリー・ハート

 

88年のアルバム「Young Man Running」に収録された代表作。

コリー・ハートといえば『好きにならずにいられない』が当時のTV・CMのイメージ・ソングに抜擢されたことがきっかけで日本でもブレイクをはたしました!

 

しかし、当時の人気を博していたブライアン・アダムスと比較されたこともあったようです。

才能、実力ともにブライアン・アダムスを凌ぐ実力があったのは確か!

メロディセンスやなんといってもソフトな歌声は、鮮明に80年代の思い出を呼び起こさせてくれます。

 

今回はベスト盤からですが、今のこの時代にジックリ聴きたくなるほどホッとできる曲ばかりだということに気づけます。

あの頃を思い出せる声・・・それがコリー・ハート。

収録内容はかつての大ヒットや代表曲がずらり。

このソフトな世界を堪能したい方はお勧めしたい。ベストだから出会える1曲が必ずあると思いますよ♪

彼の歌には力があり、どこか哀愁を帯びた切なさ・・・。アナタの心にも入り込むはず。

 

THE BEST OF COREY HART−COREY HART (2006)

 

M2> Here Waiting    /   デブラ・モーガン

 

デブラ・モーガン。

5オクターブと言われる音域の広い表現力。なんといってもこの歌声は彼女の魅力だ。

1998年のデビュー作「イッツ・ノット・オーヴァー」から。

育ったのは、アリゾナ州フェニックス。

15歳で教会のゴスペル・コーラス隊を指揮したと言う彼女は歌唱力にウットリ。

バラードからリズムトラックまで、巧みに歌いこなしています。

 

ダイアナ・ロス&スプリームスとテンプテーションズのデュエット曲「エイント・ノー・マウンテン・ハイ」のカヴァーも収録されていますが、その歌唱力の証明にはピッタリかも。

木漏れ日の中、穏やかに耳を傾けたいですね。

 

「DEBELAH」名義で94年にリリースしたデビュー版はダンスクラシックスをサンプリングしたUPな曲を歌いこなす印象でしたが、この再デビュー版はR&B色が濃くなっていてこちらのほうが個人的には好きかも♪

R&Bフレイバーたっぷり、ゆったりと楽しめる作品。

 

「MINNIE RIPERTON」「TONI BRAXTON」などお好きな方には敏感に反応してもらえると思います♪

 

あぁ、おいしいコーヒーを飲みたくなってきた~。

Hi!心呼吸 9月25日(金)

 

 

M1>  トラベラー  /   ジョーイ・カルデラッツィオ

 

1980年代にマイケル・ブレッカーのバンドへ抜擢され話題をさらい、その後はブランフォード・マルサリスのバンドへ!

約20年以上ジャズの最上段に君臨♪

現在のジャズの最先端を紳士的に走り続けているピアニスト、「ジョーイ・カルディラッツィオ」

詩的であり、みずみずしくて躍動感にも見える。

時には日本的な奥ゆかしさをかんじるのは何故なんだろう・・・。

そんな姿はジャズピアニストの理想系なんだろうな。

 

こちらを魅了し続け、さらに時代を牽引していく姿。

ラテンやベーシックなコンテンポラリーまで自由自在。

一度聴いていただければその『凄み』も伝わるはず、

日本では過小評価されているようですが、知っていて損はなし!

 

爽やかなタッチから伝わるピアノ。

潤います・・・心が。

 

M2>  If You’re Not The One  /  ダニエル・ベディングフィールド

 

イギリス出身の「ダニエル・ベディングフィールド」

妹は同じく歌手のナターシャ・ベディングフィールド。

この兄弟の凄いところはUKチャートで兄弟で1位を記録したことがあるのだ!

ちなみに兄弟でUKチャート1位を記録したのはこの2人のみ。

ギネスにも載っちゃってます♪

さてそんなお兄ちゃん、このアルバムももちろんヒットを飛ばすわけです。

 

ダニエル・ベディングフィールドのデビューは夢のような出来事だ!

自宅録音したタイトルトラックがUKで2001年の年間最大のヒットに!

一気にスターダムを駆け上る、

その勢いはとどまらず、UKを世界を魅了している。

さて今日お送りした「If You’re Not the One」

よくあるバラードに聞こえなくはないが、丁寧に聴くと大切に安易に作ったものでないことがわかります!

引き込まれるように生々しいグルーヴィン!

とくとご堪能あれ!

まさに上辺だけのプロじゃない!本物があります!

Hi!心呼吸 9月24日(木)

M1> アイム・ノット・ア・ノウ・イット・オール / ガーランド・ジェフリーズ

 

アフロ系とプリルトリコ系の混血。

1943年にニューヨークのブルックリンで生まれたガーランド・ジェフリーズ。

1973年に初ソロ・アルバム「Garland Jeffreys」を発表しました。

1991年「ドント・コール・ミー・バックウィート」から。

デビュー依頼、差別や偏見といったこれまでの自身のルーツを歌にしてきたジェフリーズですがこのアルバムの中では歌詞などで特にそれらを強調している作品。

ルーツでもあるゴスペルやレゲエなどカラフルな作品でありますが、秘められた内容は生々しくて生命力に溢れている感じ♪

その秘められた力強さに胸の真ん中をつかまれるように聞き入るのです。

アルバムの中で唯一ラストに収録されている

この曲。「アイム・ノット・ア・ノウ・イット・オール」は歌詞の内容も他の曲と違ってホッとできるミドルナンバーで大好きです♪

ジェフリーも平凡を求めていることがわかるので人間味を感じます♪

やはり平和で差別のない平凡な毎日がよろしいいですね♪

 

 

M2> The Girl Who Never Sang /  エリック・ワトソン

エリック・ワトソンはアメリカ出身ですが、フランスで活躍中のピアニスト。

ジャズと現代音楽の中間を「不思議な透明感」で表現する彼の独特の空間。

このジャケットだけ見ると、色っぽいおしゃれナンバーが並んでいると思いきや、

独特の不思議世界に突入するんです・・・。

でも不思議すぎて聴きにくいということもない。

空想的なメロディと水に広がる波紋のように広がる様は気持ちよく、自然。

特にこの4曲目に収録されている「The Girl Who Never Sang」は特にあくのようなものがなく透明感に溢れているよう。

何にもしたくない時間。

ヒーリングにも近い緩やかさが満ちていて、改めて気持ちいいのです。

 

このアルバムでのリーダー、エリック・ワトソン。

録音当時は32歳。ベテランミュージシャンをバックにしたがえ、この空気感を表現できる度胸。

フリーキーなスタイルは過去の作品などにも垣間見れますが、このアルバムの広がり見当たらない♪

さて仕事に向かう途中であれば申し訳ない選曲かも。

 

どうぞリラックスして♪