HI!心呼吸 10月30日(月)

M1> We’ve Only Just Begun(愛のプレリュード)/

キム・ナザリアン、ピーター・エルドリッジ

今週もこのコーナーでごゆっくりして下さい♪

今まで数多くリリースされている『カーペンターズ』の

トリビュートアルバムですが、一番好きな1枚かも。

1998年にリリースされた『トリビュート・トゥ・カーペンターズ』

JAZZファンには嬉しいラインナップかもしれません。

アルバムに参加している豪華な満面・・・「NYヴォイセス」

「マンハッタン・トランスファー」,「セピア」・・・

アメリカを代表するコーラス・グループのメンバーが参加して、

カーペンターズを丁寧に歌い上げます♪

優しく、温かく、そして気品のある歌声で彩る1枚。

もちろんJAZZをベースにされたアレンジは大人の1枚といった感じ。

美しいカーペンターズ・メロディ。

この時代にも必要とされているカーペンターズ。

シンプルな曲だからこそアレンジは難しいはず♪

 

 

 

 

 

M2>    We’ve Only Just Begun  /    カーペンターズ

 

では原曲を楽しみましょう♪

アメリカ出身の兄妹によるデュオ『カーペンターズ』

1970年にリリースされた2ndアルバム

『Close To You』 に収録された名曲。

これから人生を共にする人。

シンプルでささやかなメロディーに「ひとりじゃない」という力強ささえ

感じます。

「私たちは今 人生をともに歩み始めたの。

白いレースと誓いの言葉。幸せを願うキスを交わし 同じ道を行くのよ」

アメリカでは結婚式の定番ソングとして知られる

『We’ve Only Just Begun』

もともとは「The Crocker Bank」という銀行のCMソング。

新婚さんたちにアピールするための曲だったそうです。

いまだに愛される1曲から今週はスタートです♪

HI!心呼吸 10月27日(金)

M1>   The Truth  /    アンソニー・ハミルトン

 

今週の締めくくりはこんな2曲にしてみました♪

『アンソニー・ハミルトン』

アメリカ・ノースカロライナ州出身のR&Bシンガー。

全米では、正統派のR&B/ソウルシンガーとして知られているアーティスト。

2005年12月にリリースされた

『Ain’t Nobody Worryin』から♪

アルバム全体には60’s~80’sに渡ってのサウンドの要素。

古き良き時代のサウンドが沢山詰まっています。

聴き易いソウル、R&B。

まるでタイムスリップしたかのような雰囲気に包まれます。

その雰囲気の見事に表現されているその拘りに感動します。

この「 The Truth 」

90’sのエッセンスをふんだんに、ヒップホップの要素もミックス。

この彼の世界観に流される浮遊感。

この曲を持ち込んでドライブに♪

 

 

 

 

 

M2> I Don’t Wanna Fight(アイ・ドント・ウォンナ・ファイト)/ ティナ・ターナー

 

今週の締めくくりはこの曲にしてみました♪

『The Rolling Stone』が選んだ、歴史上最も偉大な100人のシンガーで第17位。

『ティナ・ターナー』

ソウルフルでいてパワフル、強靭さも・・・それが彼女のイメージ。

1993年に公開になった彼女の半生を描いた映画

「TINA ティナ」

ご覧になった方も多いかもしれませんね。

後になり、この映画を観た時に僕はイメージを変えられてしまう。

バックにあった過去の彼女の闇、たくましく生きてきた彼女・・・

その内容とこの曲が驚くほどマッチしたときに「感動」に。

この映画の主題歌がこの

『I Don’t Wanna Fight』

軽快なリズムは爽やかで美しい。

その中に鮮やかに照らされる彼女のパワフルさ。

さぁ、週末です!勇気を注入です!踏ん張りましょう!

HI!心呼吸 10月26日(木)

M1>     Him (ヒム)  /   ルパート・ホルムズ

 

定期的に聴きたくなってしまう名曲・・・。

秋にも宜しいでしょうか?

『ルパート・ホルムズ』

たみに聴きたくなる曲・・・そんな曲って皆さんもおありでしょう?

今日は70年代を代表する、ラジオでも愛されたAORの名曲♪

1979年にリリースされたアルバム

『Partners in Crime パートナーズ・イン・クライム』♪

このアルバムから、やはりこの曲でしょう。

「 Him 」

この年、全米1位を記録した無茶苦茶ヒットした1曲。

シングルカットされたこの曲は今の時代も愛されています。

何度も聴きたくなってしまう。

ちなみにこの曲「これは男女2人ではなく、男2人に女1人が登場するストーリー。

どっち取るんだ」という話・・・内容は???な感じですが。

 

 

 

 

 

M2>  Wham Bam Shang-a-Lang (恋のバンシャガラン) / シルヴァー

 

1976年の名盤!

西海岸の5人組『SILVERシルヴァー』のアルバム

『シルヴァー・ファースト』

彼らにとっては唯一のアルバム。

印象的なメロディと爽やかな中にも切なさを感じる曲のデパートみたいなアルバム。

このメンバーのコーラスも魅力のひとつですが、

なんと言ってもその美しい曲の数々に今でも驚愕。

間奏のギターが印象的なウエストコーストサウンドの名曲。

「Wham Bam」(恋のバンシャガラン)

大好きな70年代を代表するミディアムナンバーの名曲。

泣かせるバラードナンバーもあり、

こんなに内容の充実したアルバムが1976年に・・・。

リアルタイムで聴くことはできなかったですが、出会えてよかった作品。

「ドゥービー・ブラザース」「ブレッド」「アメリカ」などがお好きな方は良いかも。

 

HI!心呼吸 10月25日(水)

M1>      Vox  /     サラ・マクラクラン

 

『サラ・マクラクラン』

1991年にリリースされたアルバム『TOUCH』

カナダ出身のおなじみ「サラ・マクラクラン」

彼女の20歳でデビュー盤。

アコースティックな音楽がメインですが、クラシカルな雰囲気が全体を包み込みます。

彼女の奏でるピアノやギターも聴き所のひとつ。

世界的に成功を収めた彼女の「原型」がもちろんこのアルバムにも。

クラシカルで神秘的な彼女の歌声。

彼女の音楽の世界はもうこの頃から形成されていたようです。

「20歳」のパワーも感じることのできる爽やかなアルバム。

高音のファルセットする彼女の声は「今」の彼女とは違う初々しさも。

その初々しさまでも収録された1枚から♪

心地よい落ち着いた音楽に浸ってみて下さい。

秋の夜長をイメージして選曲♪

 

 

 

 

 

M2> カインド・アンド・ジェネラス /  ナタリー・マーチャント

 

『ナタリー・マーチャント』

今度は彼女の声で癒されるとしましょうか♪

圧倒的な存在感で心を包み込むヴォーカル。

その奥深くには美しさ、切なさ、そして優しさがあります。

彼女の歌はしっかりと真実を見つめて、

本物を語ってくれている・・・そんな気がします。

 

アメリカではアルバムチャート初登場8位を記録したアルバム。

1998年にリリースされた『オフィーリア』

女性の生き方をコンセプトに、様々な人々の人生物語を作品にした1枚。

このコンセプトが温かい曲たちを引き立たせる。

ジワッとした感動を与えてくれる。

落ち込んでいる人、寂しい思いをされている人を抱きしめてくれるような、

極上のアコースティックサウンドをどうぞ♪

刻み込むような曲の数々をどうぞ♪

 

 

 

HI!心呼吸 10月24日(火)

M1>   Stand By Your Man  /     カーラ・ブルーニ

 

イタリア・トリノ出身の身長176cmのファッションモデル、歌手。

『ニコラ・サルコジ』元フランス大統領夫人。

ファーストレディとして活躍された人。

『Carla Bruni』(カーラ・ブルーニ)

 

2017年にリリースされた『French Touch』

大人ポップス・カヴァー作品。カーラ・ブルーニのやさしいフレンチ・タッチで、

名曲の数々が魔法にかかります。

「Stand By Your Man」は「タミー・ワイネット」が1968年に発表した楽曲。

カントリーをカバーしていることの違和感のなさ。

彼女の声の素晴らしさ。

そこには目には見えない自信と気品を感じます。

アンニュイでもあるんだけど、安心な雰囲気。

オシャレです。何度も聴きたくなってしまいます。

 

 

 

 

 

M2>      シャンゼリゼ  /  ザーズ

 

『ZAZ』1980年5月1日生まれ、トゥール出身。

そんな彼女の2015年1月にリリースされたサードアルバム

「PARIS」

 

2006年パリのピアノバーで、歌手として夜11時から朝4時まで

マイクなしで歌う生活を送っていた彼女。

ジャズ、ブルース、シャンソン、ラテンなど、多様なジャンルの曲を操れる・・・。

それが彼女の魅力♪

ジャズとオーケストラの組み合わせは面白くて新鮮です♪

ZAZの素晴らしい歌唱力と音楽センスが見事に融合。

不自然なんて感じない。

よく知られているマスターピースを新鮮にカバー。

パリのSwing を満喫できる作品です。

その他の曲も演奏レベルがかなり高い!これはパリ好きにはたまらないでしょう♪

 

HI!心呼吸 10月23日(月)

M1>  WHAT ABOUT YOU /   ビル・ラバウンティ

 

今週もこのコーナーで小休止しましょうか♪

気づけば10月も後半に♪

こんなバラードはいかがでしょうか?

 

1979年にリリースされた『ビル・ラバウンティ』のアルバム。

「RAIN IN MY LIFE」

「雨」に特化したアルバムではないんですが、

雨の降っているようなシットリ感が美しい1枚。

この作品の前まではポップ色が強く、リズムを強調していた

オシャレサウンドを聞かせてくれていたビル・ラバウンティ。

しかしこの作品は1979年にしてこのアーバンさ。

何度聞いても唸るほど聞き入ってしまいます。

彼の独特のアーバン・ソウル。

 

 

 

 

 

M2>   I Did it for Your Love /    グレン・フライ

 

もうすっかり秋。もちろん分かっていますが、

こんなバラードを聴いてもらいたくて。

彼の声は秋にもこんなに合うんです。

『グレン・フライ』

1988年にリリースされた『グレン・フライ』ソロ3rdアルバム

『SOUL SEARCHIN’ / ソウル・サーチン』

 

「イーグルス」のリーダーとして音楽史に記憶を残した

『GLENN FREY グレン・フライ』の伸びのある

味わい深き歌声。

シーズンは夏をイメージされた曲も多いのは事実。

しかし、アルバム後半に収録されたこの1曲。

I Did it for Your Love♪昔から大好きな1曲です。

このアルバムの濃さもお気に入り。

 

 

HI!心呼吸 10月20日(金)

M1>  (She Will) Take You Down To Love   /   パトリース・ラッシェン

 

今週の締めくくりはこんな2曲にしてみました♪

「Forget Me Nots」はWill Smithが歌った

「Men in Black」の原曲としても有名。

世界でも大ヒットした『Forget Me Nots』(82年)は彼女の代名詞。

『パトリース・ラッシェン』

ディスコミュージックのディーヴァ!の印象が強い。

しかし、本来の彼女は70年代半ばから「ジャズ/フュージョン・ピアニスト」

として活躍をし、ジャズ→ファンク→ディスコ・・・

と急速にスタイルを変貌させたアーティスト♪

そんな彼女の音楽の遍歴がギュっと凝縮されているアルバムがこの

1982年にリリースされた『Straight From the Heart』

全曲パトリース・ラッシェンが作曲していて、可憐で美しい彼女のボーカルと音色豊かなエレピやシンセが素晴らしい♪

 

 

 

 

 

M2>  Voila(ヴォアラ) /   モンド・カンディド

 

今週の締めはこんな曲♪

『モンド・カンディド』

イタリア、フィレンツェを拠点に活動する男女三人組。

ヴォーカリストは紅一点の女性『ルイゼッラ』

彼女の歌声はストレートに届く美しい。

ボッサ~モンドを中心に、お洒落をパッキングしたような1枚。

ドライブにも、パーティにもピッタリ♪

2003年のアルバム『月影のナポリ (Tintarella di Luna) 』

オシャレサウンドが欲しい方にはオススメです。

この時季の夜長にもピッタリですよ。

まるで映画のサントラのようにバラエティに富んでいまうす。

ある意味、統一感は無いに等しい。

ソコが良い。飽きが来ないのも面白い。

これからのシーズンの定番ソングもカヴァーされているので比較長くシーズンを盛り上げてくれますよ♪

 

 

HI!心呼吸 10月19日(木)

M1>    Last Request  /      パオロ・ヌティーニ

 

2006年当時デビューを飾った彼は「19歳」

「ジョン・マーティン」、「ヴァン・モリソン」、「レイ・チャールズ」

などのアーティストの影響を受けたスコットランド出身のシンガーソングライター

『パオロ・ヌティーニ』

この声の色気は一体何でしょうか?

この説得力はなんでしょうか?

この味わいは何で19歳で出るの?

いまだにこのデビューアルバムが大好きです。

『These Street』

このデビューアルバムのトラックをスキップすることは無いと思いますよ♪

2曲目にクレジット「Last Request」

この季節の変わり目。温もりを持った彼の声を聴きたくなります。

ビッグヒットしている訳ではないのにお気に入りの1曲♪

 

 

 

 

 

M2>  The Blower’s Daughter(ザ・ブロウワーズ・ドーター) /   ダミアン・ライス

 

アイルランドの首都ダブリンに生まれた

『ダミアン・ライス』

そんな彼の2003年にリリースされたデビュー・アルバム

『O』(オー)。

吟遊詩人のごとく才能をたっぷりと表現した1枚。

これはジックリとお聞きいただきたいアルバム♪

繊細なヴォーカルだけでも堪能。

音楽的には意外なひねり方、アレンジ、面白さ。

まったく退屈さがない。

ある意味、緻密なアレンジ・アルバムに感じます。

全体がフォークギターで非常にシンプルな作り方、しかし所々でみせる細かいアレンジ。

聴きこんでいってしまう魅力は自然体であること。

不器用さや、純朴さ、アルバムからも伝わるはずです♪

 

HI!心呼吸 10月18日(水)

M1>   Whoever (フーエヴァー)  /    ルイス・テイラー

 

『Lewis Taylor ルイス・テイラー』

2001年にリリースされたアルバム『Lewis Taylor』

一味違うスタイルのR&B、ソウル。

まさに当時の「UKソウル」を体現したアーティスト。

どこか懐かしいフレーズの中にさりげなく魅せるこだわり。

プロデュースには「スウィング・アウト・シスター」などを手掛けた

『ポール・ダフィ』が参加しています。

70年代、80年代の歌に通じるような歌・・・。

全てを自分でプロデュースするインストゥルメンタルを紡いでいくという

マルチプレイヤー!

自分の世界をしっかりと体現、表現することができるんです。

それは美しくも濃くて、ソウル。

マービン・ゲイを愛する人は好きになってしまうかも。

同じ時代に生きるネオソウル♪

 

 

 

 

 

M2>  What’s Come Over Me? /   Glenn Lewis & Amel Larrieux

(グレン・ルイス&アメール・ラリュー)

『アイス・キューブ』(Ice Cube)が主演した映画。

2002年に公開された作品『Barbershop』のサウンドトラックから。

参加しているアーティストが豪華。

それだけでも聞く価値はありますが、内容もディープ。

この当時よく聞きました。

そんなサントラの中に収録されたこの豪華なこの2人のユニット=

『グレン・ルイス&アメール・ラリュー』

この二人の楽曲のクオリティの高いこと!

美しいメロディラインに「グレン・ルイス」の色気ある声。

「アメール・ラリュー」の透き通った声が絡み合います。

どこかクールで、都会的なアレンジ。

この雰囲気を醸し出している空気感。

当時はどんな大人の二人なんだろうなぁ・・・と思っていたら

グレンは僕と同じ年!!!この頃、22歳です!驚愕。

 

HI!心呼吸 10月17日(火)

M1>  Break It To Me Gently /  Brenda Lee(ブレンダ・リー)

 

なんといい声なんでしょう。

「私のことを優しく振って、私を穏やかに諭して、

あなたがまだ私のことを愛しているような気分にさせてよ・・・」

『ブレンダ・リー』

ニュージャージー州生まれ、高校卒業後カントリーバンドを結成。

1960年代のヒット・チャートのトップの常連。

1960年代に「47曲」がアメリカのチャートにランクイン。

1958年の『Rockin’ Around the Christmas Tree 』はアメリカのクリスマス曲の定番曲。

現在彼女は78歳でいらっしゃいます♪

そんな彼女が1963年にリリースした

『LET ME SING』

独特の歌いまわし、歌唱法は今聞いても耳に残る存在感。

今でも新鮮です。

 

 

 

 

 

M2>Hello Heartaches(悲しみよ,こんにちは) /  バーバラ・ケイ、ロッド・マッキューン

 

1968年にイギリスで公開された映画「ジョアンナ」

1960年代末のスウィンギング・ロンドンの魅力をふんだんに詰め込み、

93年に渋谷でのリバイバル上映で大ブームを巻き起こした青春映画♪

“渋谷系”と呼ばれたカルチャー文化の若者をはじめ、

映画ファンから圧倒的な支持を得ました。とてもお洒落で斬新な作品。

この作品のサントラから。

このサントラの内容は60年代当時のポップでキュートなエッセンスがつまっています。

スウィンギン・ソウルがキラキラ。

とてもカラフルで、ファッションと見事にマッチするアメリカでもなく、

アジアでもなく、それは紛れもなく「ロンドン」

60年代のロンドン・・・知る由もないんですが、

このサントラからも教えてもらえる。

オールドボッサ、オールドジャズ、スタイリッシュな音の数々。

この時代に生きていたら影響されていただろうなぁ。